① 変化斜紋
3本以上の糸で作られているので密度が濃くなり、
柔軟性・伸縮性に優れ、皺がよれにくくになります。
② 昼夜斜紋
経糸と横糸で出来上がったパターンを表裏交互に
配置することで表面に光沢ができ模様がくっきり表れます。
③ 市松
2パターンの正方形を交互に配置したチェック柄の模様で
江戸時代から着物に使われる伝統の織柄です。
④ 紗綾形
卍の形を崩してつなぎ合わせた柄を指します。
古くは中国の高級織物によく使用されていた柄です。
西陣カーボンでは、この立体感がよく表れています。
⑤ 蜂巣織
経糸と横糸を長く浮かせることで方形の枡形を作り、
布綿を蜂巣のようにしたものです。
⑥ かさね斜紋
2種の異なる斜紋を重ねた柄です。
一方の斜紋線は連続させ、
他方は連続しないように削り、
短い斜紋線とし、織りあげます。
⑦ 杉綾
杉の葉のようなV字形を連続して織り出した織り方です。
別名をへリボーンといいます。
⑧ ななこ織
経、緯とも2本、または3、4本引き揃えにして
平織にした織り方です。
経、緯糸に2本、または3本ずつ同じ本数を引き揃えて
組織させます。
⑨ 青海波
半円を三重に重ね、波のように反復させた柄です。
シンプルで上品な柄のため、
日本中で古くから愛されています。
⑩ 網代斜紋
変化斜紋の一種。
組斜紋、ひがきあやとも呼ばれています。
反対方向の2個の斜紋を重ねて、
組織点を削り網代型に組み合わせた織柄です。
⑪ 変化うね織
織物面に横または縦に筋を出した平織地様のもので、
うねを規則正しくあらわさず、
種々に変化させたものです。
⑫ 急斜紋
綾目の角度が急な紋様です。
シンプルで織目が崩れにくいです。
⑬ 変化斜紋
朱子織は経糸・緯糸5本以上で作られ、
ただ一つの交錯点を一定間隔に配置した組織です。
その中でも特に組織の濃淡でぼかしを表したもので、
柔軟性・伸縮性に優れています。
⑭ とび斜紋
斜紋の一種です。細かい絵柄が特徴的です。
⑮ 4分の1市松
通常ある市松柄の、4分の1サイズで織られています。
⑯ 8分の1市松
市松模様の8分の1サイズです。
⑰ 山形斜紋
織目の一つ一つが山の形のように見えることから、
この名前がつけられました。